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三原のまちづくりのヒント?

 昨日は三原市中心市街地活性化協議会主催の「まちづくり講演会」があり聴講してきました。講師は「デフレの正体」や「里山資本主義」を書かれた藻谷浩介さんで演題を「しなやかなまちづくり」というこで講演されました。私も以前「デフレの正体」を読んだとき、妙に納得し、それ以後、注目していた方なので大変楽しみにしていました。
 先進諸国にとって避けては通れない人口減少の波があり、日銀総裁の黒田さんの異次元の緩和策をもってしても需要自体が減ってきているので、あまり効果がないとういこと。三原市の工業指数は1985年に比べて雇用は2割程度減っていますが、出荷額は逆に6割も上がっており、逆に企業自体の生産性が高まっていること。三原市はこれから30年は子供も減りますが、既に高年齢の人も減ってきていおり、広島市や首都圏に比べて少子化対策を考えれば良い、ある意味恵まれている街であること。これからのまちづくりの担い手は空き地、空家、空店舗も所有している地権者がキーポイントで、いかに借り手に負担を掛けず有効活用ができるかということ。云々、いろいろと目から鱗というか、大変気づきの多い、久しぶりに内容の濃い講演でした。地権者を巻き込んで何かをしようとしても、金額ありきになってしまうと難しく、システム作りに課題があると思いますが、中心市街地活性化のヒントになりました。
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by koeiomyo | 2014-11-07 10:36 | うんちく | Comments(0)