「負動産」と三原の空き家の現状?
NHKで取り上げた「負動産」については、当社でもここ最近、相談が増えています。TVの中では「負動産」は地元の不動産屋さんが相手にしてくれないと言っていましたが、金額の問題もありますが、業者として間に入りことによる責任の問題があります。権利関係、建物の不具合、境界問題、周辺環境のことなど多くの問題があるケースが多いので後からの苦情処理のことを考たり、説明責任による宅建免許の停止などで仕事が出来なくなる可能性もあります。売主と買主の個人同士を結び付けるサイトを紹介していましたが、素人同士取引の問題点も指摘しており、購入する前には専門家に相談しましょうということでしたが、タダで不動産が手に入る安易な取引はお勧めしません。TVでの紹介事例は稀なケースです。行政支援で家族で移住してそこで働いてくれる人に安く貸す、譲るというのは地域活性化の為にはわからなくはないのですが・・・?
「三原市議会だより」を今日、目を通していたら、三原市に現在1960棟の空き家があり、戸建て住宅が1620棟、その内、1030棟が旧三原市にあるとのことです。この数字は今後、どんどん増えていきます。売却したり、解体して有効活用できる「不動産」でしたら良いのですが・・・。時間の経過により「不動産」が「負動産」になる場合もあります。例えば郊外団地の過疎化で売りづらくなる物件、空き家の状態で放置していてさらに老朽化に拍車がかかった物件、相続人が多くなり売れない物件など多くのケースを目の当たりにしています。当社でもこの手の相談は多く、いろんなケースを経験しておりますので「負動産」ならない解決ができるかもしれません。まずはお気軽にご相談ください。
by koeiomyo | 2018-02-02 11:00 | 不動産 | Comments(0)